2022年の振り返り

2022年の振り返り

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日常
Published
December 31, 2022

仕事

前回:
 
今年についても、生活のメインは仕事という感じで、かつ仕事内容は毎月のように心臓手術をしているような感じの開発だった。会社がバタついてるとかいう意味ではなく、ポジティブな意味で。
5年前だったら一週間かけて作っていたような機能を半日で作るような日々を毎日繰り返し。バックエンドだけでなくフロントエンド、インフラ、デザインや仕様も含めすべて丸っと開発するのが、もはや普通の日常となってきた。
5年前と比較してこれだけ開発速度が出ているのは、半分は自身の成長で、半分は言語やフレームワークやライブラリなどの進歩のおかげである。Web技術は進歩が早く、その進歩にのっていれば自分が成長したかのように錯覚できるのが楽しいなと思う。
 
毎年ひたすら新しい技術に触れていたフリーランス1年目〜3年目に比べて、この2年は1社にコミットして開発しており、その会社でフルコミットを開始して2年目となり、流石に新しい技術に触れる機会は減った。とはいえ、recoilの導入やTurborepoによるモノレポ・モジュラーモノリスによる開発など、引き続き新しいものには触れている。サーバーサイドTypeScriptにより習熟した感がある。
また、会社のサービス基盤を作り上げた1年目に比べて、2年目は去年の答え合わせ的な面が強かった。去年は去年なりのベストを尽くした自負はありつつ、とはいえ作ってるものが難しすぎて(というのも言い訳だが)、ビジネス側の要求に合わせてひたすら新機能開発と基盤リニューアルを繰り返すような日々だった。反省は多々多々ありつつ、とはいえ個人としては「設計力」というべきものが特に伸びた気がする。2年前と比べて、見える景色が全然違う、という状況を引き続き作れているかなと。
 
今年も結局一人で開発し続けてしまったが、会社のフェイズ的に一人でやるのが最適解な時期は終わりつつある感覚はあり、というか素直に大変すぎる気持ちはあり、採用を本格化しようとしている。採用周りは色々と思うところがあるがここでは割愛。
開発戦略についても、良かったところも反省すべきところもあるが、良かったところで言えば、他で類を見ない凄いプロダクトを作っていると自信を持って言えるようなものに仕上がっていること。誰に見せても凄いねと言ってくれるのは結構嬉しい。
難しいものを作ってるだけあって、今後も課題は盛りだくさんなのだが、一定の基盤は仕上がってきたつもりなので、そろそろこれを一緒に楽しく作ってくれる仲間を増やしたいなと思う。
 
絶賛採用を頑張ろうとしているところなので、個人ブログだけどサービス紹介(スクショ)を挟んでおきます。気になった人は以下URLより!
SALESCOREの開発エンジニア
セールスイネーブルメントの実現には、単一の機能ではなく多種多様な機能の提供が必要です。 モダンなUXで手軽に必要なデータを確認することが可能で、SALESCOREを営業組織に導入することで、データドリブンな強い営業組織作りをサポートします。 「営業」と聞くと、我々エンジニアはともすればややネガティブなイメージを持ってしまう人もいるかもしれませんが、 事業の成長に強い営業組織は欠かせないものであり、また科学ができる領域でもあります。 プロダクトを通じて営業組織の文化作りをサポートし、その中で多くの人が成長を楽しめる未来を作るために、仲間をお待ちしています。 また、Salesforceなどの他SFA・SaaSと比較すると、これらのサービスでの分析体験はかなり制限がかかった分析になりがちですが、SALESCOREは SQLをベースとすることであらゆる分析を可能としつつ、これらをGUI・ノーコード・フルマネージドで提供することで非エンジニアでも触れるサービスになっています。 苦労してデータ基盤の整備(DWHやELTの構築・運用)をする必要なしで、整備されたデータ基盤以上の分析体験をユーザーに提供しています。 Webフロントエンド:TypeScript, Next.js, TailwindCSS, Ant Design, Apollo Client, Storybook, monaco-editor バックエンド:TypeScript, Node.js, Nexus, Prisma, PostgreSQL その他:Turborepo, PEG.js, Zod, Auth0, Docker, GitHub, Bugsnag, Notion, Figma, Redash, Posthog 前提として、会社の問題が開発メンバーに波及するようなことは、当然のことながら極力最小限になるよう努力します。 また「理不尽を我慢しろ」という意味でもありません。 開発チームの哲学として「個人・チーム(会社)・ユーザーの幸福が最大化されるように、最大限の努力をしよう」という考えを掲げており、個人の幸福が大きく損なわれるような場合に我慢する必要はなく、その選択は尊重されます。 Webサービス開発を生業とするエンジニアにとって、最も悲しいことの1つは 「良いサービスを作っているのに売れない」 ことではないでしょうか。 事業成長を最大化するために、モダンで生産性の高い技術スタックを利用し、質とスピードの両方を最大化することを開発組織のコンセプトにしています。 (補足)スタートアップ開発における「弱者の戦略」、「巨人の肩に乗って、巨人を倒す」 モダンな技術による高い生産性、少人数だからこそできるクイックかつ密なコミュニケーション、そしてミニマムな仕様をベースとして、サービスのコアバリューを最高速で磨き上げ、まず小さな市場でNo.1をとり、事業を成長させていくこと。 これが基本となる開発戦略だと考えています。 // Good function add(x: number, y: number) { return x + y } // Bad function add(x: number, y: number) { if (x === 1) { if (y === 1) { return 2 } if (y === 2) { return 3 } // ...
SALESCOREの開発エンジニア
KPIダッシュボード(データソースの異なる複数の集計値に対するピボットビュー)。ドリルダウンが無限に可能(??)、ピボットの行列は自由に選択可能、集計値に「目標」を設定可能。これらの操作がGUIで直感的にできる。
KPIダッシュボード(データソースの異なる複数の集計値に対するピボットビュー)。ドリルダウンが無限に可能(??)、ピボットの行列は自由に選択可能、集計値に「目標」を設定可能。これらの操作がGUIで直感的にできる。
 
Excel形式で外部データソースを編集。Notionっぽい感じ。列を自由に追加できたり、子孫テーブルも同時に表示したり、コピペできたり。親子ノードを含むコピペの実装が地獄
Excel形式で外部データソースを編集。Notionっぽい感じ。列を自由に追加できたり、子孫テーブルも同時に表示したり、コピペできたり。親子ノードを含むコピペの実装が地獄
 

健康、体力について

ここ1,2年は明確に疲れやすくなり、仕事できる時間が減った。
新卒の時は死ぬほど頑張って残業を減らしても月200時間労働は絶対に下回らないくらい、多い時の時間は秘密…というくらい、そしてその新卒の頃ですら大学の研究室での研究活動よりは遥かに緩いなと感じるくらいだったが、流石にそこまで働けなくなってきた。若い頃の体力と気力は凄い。今でも必要性があればいくらでも働けるつもりではあるが、極めて強い必要性がないともはや厳しい。
 
昔の労働時間には、労働してない休憩時間(同僚との雑談とか、トイレの時間とか大したことない雑務とか)が含まれていたり、昔に比べてより集中して生産性高く仕事をしているし、というか最近の開発は難しくて毎日泣きそうだしで、その分疲れるのは当然な面はありつつも、とはいえ深刻な問題だと考えて、直近は明確に運動をするようになった。
運動がちゃんと継続できている期間は毎日充実していて、「運動すると疲れがとれる」ような矛盾っぽい状態になっていてとても良い。
ちょっとした出来事で継続が終わりがちで、長い期間継続してずっと運動し続けるようなことがまだできていないが、来年こそはなんとしても年間を通して運動の習慣を続けたい。
 

写真、旅行、食事、思い出

もともと写真が好きだったはずなのに、ここ数年はあまり写真を撮らなくなってしまっていた。しかし写真を撮らないでいると、日々がどんどん「過ぎ去っていく」ような思いがあり、もっと日々を「積み重ねる」ような感覚を持ちたいと思った。
 
そんな理由から今年の4月に新しいカメラを買ったわけだが、狙い通りに、というか思った以上に、やはり「写真を残す」ことの重要性を感じる1年だった。
色んな場所へいったり、色んなものを食べたり飲んだり、カメラロールを見ると楽しかった思い出が振り返れて良い。この辺の話は以下にまとめたので以下で。
 
プライベートに関しても、大きく新しい経験をしたというよりは、小さく幸せな日々を積み上げていくような毎日だった。
これはこれで普通に幸せで満足しているし、まあ年齢的にはこんなもんだろうとか思いつつ、それでもやはり未だに自分は新しく刺激のある体験をするのが好きで、ぼちぼち大きく環境を変えたり、全く経験したことのないことに長期間触れていきたい気持ちはある。例えば長期間海外をぶらついて来るみたいなことをしたいところだが、とはいえ引き続き今の仕事を頑張りたい気持ちもそれ以上にあり、なんとも難しい。
とりあえず、日々仕事を頑張りつつ、時間を見つけて新しいことをしていきたい気持ち。2022年後半からワーケーションを積極的にやるようになり、金沢や新潟で楽しい思い出ができたので、そういう活動をよりやっていきたい。
 
 
大晦日に急いで書いたので、例年よりざっくりな振り返りな気はするが、まあそんなこともあるだろう。ということで今年はこんなもので。
みなさま来年もよろしくお願いいたします。